ラカン「人間の欲望は他者の欲望」>財務省のキャリア官僚には、忖度の達人がそろっている>一様に、認められたいという承認欲求も、自己保身や出世欲も人一倍強いだろう>安倍首相の“傲慢症候群”<

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2008.11.24 Monday

欲望は他者の欲望である。

author : aobashinri

仙台駅に近いあるビルに立ち寄った時のことである。コールド・ストーン・クリーマーというアイスクリーム屋さん(?)に長蛇の列ができていた。それを横目でみながら、頭の中を「欲望は他者の欲望である。」という有名ながら理解されていないラカンの言葉が流れていく。

人間はみな本能が壊れているから、本能の壊れていない動物とは違い欲求だけで満足できず、欲望を求めるのである。どうして本能が壊れているかは、発情期がなく、年中発情していること(おかげで風俗産業は年中営業しているでしょう。)や、性欲の満たし方が多形倒錯(靴に恋する人がいたりするでしょ。フェチがいるでしょ。動物のサドやマゾを見たことがありますか?)であることから証拠だてられる。どうして壊れてしまったのかは、恐らく人間が「幼体」で生まれてくる(だから一人で生きられるようになるまでものすごく時間がかかるのです。)からだろうといわれています。

さて、本能の壊れていない動物のセックスはすべてが遺伝子により規定されていて、定まった発情期に、定まった形で交尾を行い、そして「欲求」は完全に満たされる(と思われています。)ことになっています。これに対して、本能の壊れてしまった人間は「欲望」を持つ。この欲望は言語活動の特性のひとつなのです。あるアイスクリームがみんなの欲望の対象になるのは、そのアイスクリームが特別おいしいこと(それも原因の一部なのでしょうが)ではなく、他者がみんなほしがっているからほしいのです。他者がほしがるということが欲望の大きな原因なのです。

日本でも第2次大戦の敗戦直後には食うや食わずの状態が社会に蔓延して餓死した検事さんまで出ました。その時の欲望の対象は「食べ物」です。このように対象が実体であるときには腹は減っていても精神はまともであることが多いのです。その後、朝鮮戦争の特需や冷戦で日本は予想外の経済成長を遂げ、3C時代というのがありました。自動車(Car),クーラー(空調機を示す和製英語です。)、カラーテレビです。この時代も欲望は実体であったため、それが「他者の欲望」であっても、割合、精神はまともだったのです。

ところが、今の時代はモノがあふれ、携帯の普及で人と人との関係も変化してきました。もう何か実体を欲望するのではなく、「ほしがることを欲望している」のです。そのために、欲望の性質が顕著に表れてきたのだと思います。欲望は言語活動の特性の一つであり、その言語活動は社会のものであり、個人には所有されていないのです。

ラカンが「人間の欲望はその意味を他者の欲望のうちに見出す。」とか、「人間の欲望が形作られるのは他者の欲望としてである。」とか言ったことが、彼の時代より、今の時代にはっきり現象として現れてきているように思えるのです。

欲望が怖いのは、対象に手が届くこともあるが(つまり長蛇の列を我慢してアイスクリームを食べることができる)、手が届いた瞬間にそれはもう欲望の対象ではないのです。もうその瞬間に、意識できるかどうかは別にして、かすかな空虚感に引き続いて、新たなる他者の欲望を求めなければならないのです。一見、アイスクリームやブランド品というものを求めているように見えるのですが、そんなものは飢餓の時代を考えれば実体としての欲望の対象ではなく、「他者の欲するものを欲する」という言霊への欲望なのです。

そう考えると、現代は「精神分析黒書」のいう精神分析が死に絶えた時代ではなく、逆に、フロイドに還れと言ったラカンの言葉を黙示録として読まなければいけないのではないかと、長蛇の列を見ながら感じたのです。もし、この列がもう少し短ければ自分も並んだのではないかという思いとともに。

仙台 カウンセリング 心療内科・内科

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーーー

http://aobashinri-c.jugem.jp/?eid=1039072

森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”

(dot. - 03月23日 07:03)

森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”

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2017年03月23日 07:03 dot.

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 森友学園をめぐる疑惑は、渦中の籠池泰典氏が野党の視察団に「安倍首相から(昭恵)夫人を通して2015年9月5日、100万円をもらった」と暴露し、事態が急変。3月23日に国会で証人喚問が行われることになった。

 証人喚問でどんな発言が飛び出すのかが注目されるが、一連の疑惑の中で最も国民の関心が高いとされているのは、学園側が国有地を評価額よりも大幅に安く取得した問題だ。「政治家の口利き」があったのかなかったのか、あったとすれば一体誰なのかという問題をまず解明すべきだとの意見も多数聞かれる。

 一方で、「口利き」がまったくなかったのだとすれば、国有地を超格安で購入できたのは一体なぜなのかという謎が残る。真っ先に考えられるのは、財務省の役人が安倍首相の意向を「忖度(そんたく)」した可能性だ。

 著書『オレ様化する人たち――あなたの隣の傲慢症候群』(朝日新聞出版刊)で、「忖度」のメカニズムについて解説した精神科医の片田珠美さんが、この問題について寄稿した。

*  *  *

 忖度とは、「他者の欲望」を敏感に察知し、先回りして満たすことを指す。これは、人間が社会で生きていくうえで不可欠な能力だ。なぜならば、フランスの精神分析家、ラカンが言っているように「人間の欲望は他者の欲望」であり、われわれは幼い頃から、親や教師などの周囲の大人の欲望を察知し、それを満たすことで環境に適応してきたからだ。

 当然、親の欲望を忖度する子供ほど、親の期待に応えようと、勉強、習い事、スポーツなどを頑張る。つまり、勉強のできる「いい子」というのは、だいたい“忖度の達人”といえる。

 そんな忖度の達人は、大人になってからも上司の意向を察知するのがうまく、それに沿うようにふるまうため、上司から有能で役に立つ部下とみられることが多い。当然、出世する可能性も高い。

 例えば財務省のキャリア官僚には、忖度の達人がそろっていると考えられる。彼らは一様に、認められたいという承認欲求も、自己保身や出世欲も人一倍強いだろうから。

 こういう組織では、多かれ少なかれ、上司の意向を忖度して動くことが多い。特に傲慢なトップが長期間君臨している組織では、トップの意向を忖度しなければ生き残れないため、その意向を忖度せざるを得なくなる。

 必然的に、傲慢人間の周囲には、忖度の達人、つまり「イネイブラー(支え手)」が集まりやすくなる。

 以前筆者は、安倍首相が「傲慢症候群(ヒュブリス・シンドローム)」に罹患(りかん)している可能性を示唆し、第24回参議院選挙での勝利によって一層悪化するのではないかと指摘したことがある。

 籠池氏やその家族のキャラクターにばかり目が行きがちだが、何よりも問題なのは、安倍首相が自分自身への批判を許さず、自分の意向を忖度してくれる人間ばかり周囲に集めようとしたことではないだろうか。出世願望の強い財務省の官僚がそれに気づいて、お得意の忖度癖を発揮したことが今回の一連の騒動を招いたように筆者の目には映る。

 その意味では、安倍首相の傲慢症候群こそ、すべての元凶なのかもしれない。

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田原総一朗「籠池氏の豹変の理由は『大物政治家』との接触だった?」〈週刊朝日

日本会議田久保忠衛会長が激白90分「籠池問題は迷惑。安倍政権は日和っている」〈週刊朝日

森友学園「保育園なのに16時半で終了」の驚愕〈東洋経済オンライン〉

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