タマーヨ美術館でのメキシコ民俗民芸品の展示(2)

 メキシコのオアハカ州などでは、家の竈でパンを焼くのが普通であるが、それこそいなか風のパンでおいしいパンを食べつけていると、あまりの質素さに驚くにちがいない。

 それでも、顔がついているパンをわたしは見たことがなかった。

 西洋では、パンはキリストの肉として理解されているようだが、オアハカのパンについている顔は、だれの顔か。

 亡くなったひとの顔か。

 むしろお姫さまか、女神か?

 異教の匂いがたちこめていそうだ。